サイト買取コラム
アクセス解析ツール「Google Analytics」と「webalizer」のPVの違いについて
アクセス解析ツールといえばGoogleAnalyticsが定番ですよね。サイトM&Aの査定基準として「アクセス数」はとても重要な要素です。この記事では過去に実際にあった「アクセス解析ツールによってPVが大きく違った」という件について書いてみます。
月間PV300万という見出し
ある日サイトM&Aの案件を拝見していると、「月間300万PVのゲーム系コミュニティ」というサイトがありました。価格や会員数などを確認したところ優良案件だという判断に至り、購入提案を出させて頂きました。
サーバー環境や使用しているフレームワーク等の確認を終え、契約締結に進み、移管作業までとても順調に進みました。移管完了後、2週間ほどの経過をみて検収完了という状態で、アクセス数の異常に気付きました。
日々のアクセス解析を見ていると、どうにも圧倒的にアクセス数が少ないのです。月間300万PVなら、1日平均10万PVほどあるはず。それなのに、いざ移管後のアクセス解析を見ると、1日1万PVほどしかない。曜日や時期で偏りがあるのかな、と思い1週間ほど様子を見ましたが、やはり月間300万PVという数値には遠く及ばない結果でした。
300万PV=webalizerで集計した数値だった
検収期間も1週間が過ぎたので、「アクセス数が提示されていた数値より大幅に低い」という事をお伝えし、原因を確認したところ、移管前に300万PVと提示していた根拠が「webalizer」で集計した数値で、移管後に弊社が設置していたアクセス解析ツールが「GoogleAnalytics」だった、というアクセス解析ツールの違いよるものでした。
アクセス解析ツールの種類
アクセス解析は大きく分けて「サーバーログ方式」「ウェブビーコン方式」「パケットキャプチャ方針」の3種類があり、「webalizer」と「GoogleAnalytics」はそれぞれ以下に該当します。
webalizer = サーバーログ方式
Google Analytics = ウェブビーコン方式
「サーバーログ方式」はその名の通り、サーバーのアクセスログファイルを元に数値を出します。アクセスログファイルなので、人がブラウザで閲覧しても、クローラーが巡回してきても、どちらもカウントの対象となります。
一方「ウェブビーコン方式」はjavascriptで記述されたタグをHTML内に埋め込み、アクセスされたデータを集計します。ブラウザでの閲覧が対象となるため、基本的に人が閲覧したことがカウントの対象となります。
今回の例では、サーバーログ方式である「webalizer」の集計値を元に「300万PV」という数字を提示していたが、おそらくそのうちクローラー等の有効で無いカウント(=人が閲覧したわけではないカウント)が含まれていたことにより、GoogleAnalyticsに変更して大幅にPVが下がってしまう結果となった、という事でした。
サイトを売り出す際はアクセス解析ツールにご注意を
レンタルサーバーでは今でもwebalizerをアクセス解析ツールとして標準搭載していることがありますが、その数値をサイトを売り出す時に提示すると、移管後に大変なことになりかねません。アクセス解析はGoogleAnalyticsを設置しておくことをおすすめします。
以上、アクセス解析ツール「Google Analytics」と「webalizer」のPVの違いについてでした。
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よくあるご質問
FAQ
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査定に費用はかかりますか?
いいえ、査定は無料で対応させて頂きます。ご契約締結まではキャンセル費用も生じません。
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売却完了までどのくらいの期間がかかりますか?
現在の環境や移管方法によりますが、早ければ2週間ほどで完了となります。
買取できない例
NOTE
- 日本国の法令を遵守していない
- 月間平均PV5,000未満
- 運営1年未満
- 運営者の個人名や企業名が全面に出ており運営継続が困難な内容
- 著作権侵害の可能性があるコンテンツを含んでいる
- 売却する権利の無いCMS等の機能を含んでいる
- その他、弊社が不適切であると判断した場合